「ゲレンデのよう」 パリ郊外で都市型ケーブルカー開業
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【12月14日 AFP】パリ南東部の郊外で13日、フランス首都圏で初の都市型ケーブルカーの運行が始まった。
全長4.5キロのC1線はクレテイユからビルヌーブ・サンジョルジュを18分で結ぶ。
ケーブルカーは105台のゴンドラを使用し、1日約1万1000人の乗客を運ぶ計画だ。ゴンドラの定員は10人。
総工費は約1億3800万ユーロ(252億円)で、地下鉄を建設するよりもコストが抑えられたという。
ケーブルカーは、歴史的には険しい山岳地帯を越えるために使用されてきたが、孤立した都市を結ぶための交通手段として注目されている。フランス初の都市型ケーブルカーは1934年にアルプスの麓のグルノーブルで建設された。
地元住民からは「スキー場みたい」とか「バルドマルヌのアルプスだ」と歓迎の声が上がった。(c)AFP