■ドイツ、移民・難民政策を厳格化

ユーロスタットによると、欧州での難民申請者数は2024年末時点で100万人で、2023年末から11%減少した。

2024年には約43万8000人が難民認定を受け、滞在許可を得た。

難民認定申請者数が、内戦を逃れたシリア難民数十万人が欧州に到着する移民危機が起きた2015年の130万人に再び到達することはなかった。

国連によると、2024年に欧州に到着した不法移民は約20万人だった。2015年の5分の1に当たる。

専門家は不法移民減少の一因として、トルコ、リビア、チュニジアなどの国々と合意を結び、船舶による不法出国を取り締まらせている点を挙げている。この合意は人権問題への影響をめぐり批判を招いている。

EU加盟国で最も多くの外国人を受け入れているドイツでは、2月の総選挙で反移民を掲げる極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が第2党に躍進したことを受け、保守派のフリードリヒ・メルツ首相は5月に就任して以来、移民・難民政策を厳格化。

11月1日時点で、ドイツにおける難民認定申請件数は2024年の半分以下に減少している。