【12月8日 AFP】米国、イスラエル、カタールが7日、米ニューヨークで三者会談を開いたと、米ニュースサイト・アクシオスが報じた。

アクシオスによれば、情報筋は、カタールが主に仲介役を務めたパレスチナ自治区ガザ地区での「停戦合意以降、関係国間で行われた最高レベルの会合だ」と述べた。

スティーブ・ウィトコフ米特使が会合を主催し、イスラエルは対外特務機関モサドのダビッド・バルネア長官、カタール側は匿名の高官が参加したとアクシオスは伝えている。

カタールはエジプトや米国とともに、イスラエルとイスラム組織ハマスの包括的停戦を仲介したが、その停戦は依然として不安定で、互いに合意違反を非難し合っている。

今回の会合の主な焦点は「ガザ和平合意の履行」にあったと伝えられている。

9月にイスラエルは、ハマス側の交渉責任者であるハリル・アルハヤ氏や幹部を標的とした空爆をカタール・ドーハで実施したが、失敗に終わった。この攻撃でアルハヤ氏は無事だったものの、6人が死亡しており、ドナルド・トランプ米大統領からの非難を含め、非難の声が上がった。

アクシオスによると、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、トランプ氏からの要請を受けて、ホワイトハウスからカタールのムハンマド・ビン・アブドルラフマン・サーニ首相に空爆について謝罪の電話をしたという。

サーニ首相は6日、停戦はイスラエル軍がパレスチナから撤退するまでは完全なものにならないと述べている。(c)AFP