韓国・財閥「新世界」令嬢が“異端”キャリア…ビューティー進出、でも「家業と一線画す」路線
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韓国流通大手「新世界グループ」の総括会長イ・ミョンヒ氏の外孫であり、新世界インターナショナルのチョン・ユギョン代表の長女ムン・ソユン氏(芸名:アニー)が属するグループ「ALLDAY PROJECT」が、韓国の代表的なコスメブランド「CLIO(クリオ)」の新たなモデルに抜擢されたことが11月17日、分かった。
CLIO側は「常に限界にとらわれず新しさを追求する『ALLDAY PROJECT(オールデイプロジェクト)』と、CLIOが出会い、新たな旅が始まる」とコメント。CLIOのモデル選定はブランドの世界観と一致するアーティストとの協業で知られている。
「ALLDAY PROJECT」は、男女混成の音楽グループで、先ごろアウトドアブランド「SALOMON」の韓国公式アンバサダーにも選ばれた。
アニーは新世界グループオーナー一族出身でありながら、グループ外の企業ブランドとのコラボが続いており、財閥2世としては異例の独自路線が注目を集めている。
CLIOは韓国のコスダック上場企業で、最大株主はハン・ヒョンオク代表(持株比率48.57%)。このほか、ハン代表の家族が約60%の株式を保有している独立系ブランドで、新世界グループとは直接の資本関係はない。
一方、新世界インターナショナルは、「VIDIVICI」「AMUSE」「YUNJAC」などのビューティーブランドを展開しており、家業との線引きやブランドイメージ戦略に対する業界内の関心も高まっている。
アニーの父親であるムン・ソンウク氏は、新世界グループの系列会社「SIGNITE」の代表を務めており、かつては新世界インターナショナルの事業企画本部長を歴任していた。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News