【11月17日 AFP】ロシア軍は16日、ウクライナ南部で新たに二つの村を制圧したと発表した。

兵力で劣り疲弊しているウクライナ軍は、規模で勝るロシア軍の攻勢を食い止めるのに苦戦しており、全面侵攻は4度目の冬を迎えようとしている。

ロシア国防省は、南部ザポリージャ州にあるマラトクマチカ村とリブノピリャ村の制圧を明かした。マラトクマチカはザポリージャ市の南東に位置しており、ここが制圧されたことで近隣の要衝オリヒウが脅かされることになる。

ロシアはザポリージャ州の広範囲を占領しており、同州はロシア大統領府(クレムリン)が自国領と主張する、ウクライナの4州の一つとなっている。

一方でウクライナは同日、ロシア南部サマラ州の製油所を攻撃したと発表。前日にはモスクワ近郊の製油所も攻撃している。

ウクライナはこの戦争を通じて、ロシアのインフラ施設を繰り返し攻撃している。(c)AFP