【11月16日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領の元盟友であるマージョリー・テイラー・グリーン下院議員(ジョージア州選出)は15日、トランプ氏によるSNSでの非難を受け、自身に対する脅迫が相次いでいると述べた。

熱烈なトランプ支持者として知られ、「米国を再び偉大に(MAGA)」運動の旗振り役を務めていたグリーン氏だが、トランプ氏は14日、「『頭のおかしい』マージョリー・テイラー・グリーンへの支持と推薦を撤回する」と表明した。

翌15日朝にも、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、グリーン氏を「軽量級」と揶揄し、「共和党の裏切り者」と非難した。

グリーン氏はその後、X(旧ツイッター)で「私に対する脅威が、世界で最も強力な人物によって煽られ、助長されているとして、民間警備会社から警告の連絡を受けている」と述べた。

生活費高騰や、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告の事件をめぐり、トランプ氏に対する批判が強まる中、グリーン氏が最近数週間でトランプ氏から距離を置き始めたことをきっかけに、両者の対立が表面化した。

グリーン氏は15日朝のXへの投稿で、再びエプスタイン事件に触れ、「女性として男性からの脅威を真剣に受け止めている。私は今、ジェフリー・エプスタインとその一味の被害者である女性たちが感じる恐怖と圧力を、少しだけ理解した」と書き込んだ。(c)AFP