サッカー元エクアドル代表選手、バイクの二人組から銃撃受け死亡
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【12月19日 AFP】サッカー元エクアドル代表のマリオ・ピネイダ選手(33)が17日、同国の港湾都市グアヤキルで銃撃を受けて死亡した。
グアヤキルは麻薬取引に関連するギャングの温床となっており、この数か月は複数のサッカー選手が標的にされている。
ピネイダ選手が所属するエクアドル1部リーグのバルセロナSCは「深い悲しみとともに、われわれの選手であるマリオ・ピネイダが、グアヤキルで襲撃を受け死亡したとの正式な通知を受けたことをお知らせします」とX(旧ツイッター)に投稿した。
ピネイダ選手は、エクアドル代表としてW杯南米予選の試合に出場したが、本大会のメンバーからは漏れた。
デジタルメディアのプリミシアスによると、ピネイダは母親ともう一人の女性とともに、バイクに乗った二人組に襲撃され、銃撃を受けたと報じられている。
9月にはエクアドル2部の選手3人が殺害され、そのうち1人はスポーツ賭博に関与していたとされている。また、10月にはブライアン・アングラ選手が銃撃されて負傷した。
かつては中南米で最も安全な国の一つとされていたエクアドルだが、現在は世界最大のコカイン生産国であるコロンビアとペルーに挟まれており、両国と世界の消費地を結ぶコカインの重要な中継拠点となっている。(c)AFP