【11月10日 AFP】25F1第21戦サンパウロGPは9日、決勝が行われ、マクラーレンのランド・ノリスが優勝を飾り、ドライバーズ選手権の争いでチームメートのオスカー・ピアストリとの差を広げた。一方でレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ピットレーンからスタートしながらも3位に入る走りを見せ、注目を集めた。

波乱に満ちた緊迫のレースで、ノリスは2位に入ったメルセデスAMGのキミ・アントネッリに10秒以上の差をつけ、今季7勝目、通算11勝目を飾った。

激しく戦う中で10秒のペナルティーを受けて5位に終わったピアストリを突き放したノリスは、残り3戦でドライバーズタイトル獲得が視野に入った。

首位を走るノリスはこれで390ポイントとし、2位ピアストリが366ポイント、3位フェルスタッペンが341ポイントで追いかけている。

タイトル争いについて尋ねられたノリスは「まだ考えていない、まだだ。素晴らしい勝利だが、きょうのマックスの速さを見ている。それが頭の中にある。そして、まだ道のりは長い」と答えた。

フェルスタッペンは「アクション満載のレースだった。ピットレーンからスタートして、パンクしながらも表彰台に上がれるとは思ってなかった。誇りに思うべき素晴らしい結果だ。決してあきらめない」と述べた。

4位にはメルセデスAMGのジョージ・ラッセルが入り、6位以下はハースのオリバー・ベアマン、レーシングブルズのリアム・ローソン、レーシングブルズのアイザック・ハジャー、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ、アルピーヌのピエール・ガスリーが続いた。

レッドブルの角田裕毅は、完走した中では最下位の17位に終わった。(c)AFP