【11月8日 AFP】北朝鮮のノ・グァンチョル国防相は8日、前日の弾道ミサイル発射に対して米韓から批判が出る中、さらに「攻撃的な行動」を警告した。

朝鮮中央通信(KCNA)によるとノ・グァンチョル氏は、米国が「北の安全保障を脅かす軍事的動きを露骨に強めており、政治的、軍事的緊張を意図的に高めている」と非難。「われわれは敵の脅威に対して、より攻撃的な行動を示すだろう」と述べた。

今週初めには、米国のピート・ヘグセス国防長官と韓国の安圭伯(アン・ギュベク)国防長官が南北朝鮮の軍事境界線上にある非武装地帯(DMZ)を訪れ、両国の「強固な連携による防衛態勢と緊密な協力関係」を再確認した。

また5日には、米国の原子力空母ジョージ・ワシントンが乗組員の休養と物資補給のため韓国・釜山に入港した。

ノ・グァンチョル氏は、ヘグセス氏のDMZ訪問について「戦争ヒステリーをあおる意図がある」とすると、ジョージ・ワシントンの釜山入港が「朝鮮半島の緊張をさらにエスカレートさせている」と述べた。(c)AFP