韓国国防長官、原潜は国内での建造が「合理的」
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【11月6日 AFP】韓国国防部は6日、安圭伯(アン・ギュベク)国防長官が原子力潜水艦を国内で建造することが「合理的」であると考えていると、AFPに明かした。米国のドナルド・トランプ大統領は先週、潜水艦は米国で建造されると発言していた。
トランプ氏と韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領の会談後、両国が投資および造船に関して包括的な合意に達したと韓国政府が発表した直後、トランプ氏は米フィラデルフィアの造船所で原潜を建造すると述べていた。
しかし、トランプ氏の発言を受けて、米国が原潜建造の支援と引き換えに、韓国にフィラデルフィア造船所への投資を迫る可能性があると主張する声も上がっている。
国防部は6日、安氏が国会で議員から国内で建造すべきかどうか尋ねられた際に「30年以上にわたる技術と研究の蓄積を考慮すると、合理的だと考えている」と答えたと発表した。
また国防部高官は今週、「われわれの技術で原子力潜水艦を建造することは可能だ」と述べている。
韓国政府は、米国と「協議して原潜用核燃料を調達」して2020年代後半までに建造を開始すれば、2030年代半ばから後半までに初号艦を進水できると期待している。
フィラデルフィアの造船所は、昨年から韓国のハンファオーシャンが運営しているが、安氏は「現時点では技術、人材、設備の面で十分ではないと判断」しているという。(c)AFP