【11月6日 AFP】パラレルワールドでは、ドナルド・トランプ米大統領が国王、戦闘機パイロット、スーパーマンとして君臨し、その政敵は犯罪者やあざけりの対象として描かれている。現職の米大統領によるAI(人工知能)生成画像の武器化という前例のない行為だ。

トランプ氏は2期目就任以来、自身のSNS「トゥルース・ソーシャルでのAI生成コンテンツの利用に力を入れ、超現実的なフェイクコンテンツをコミュニケーション戦略の核として活用した初の政権となっている。

陰謀論や根拠のない主張を常日頃から口にしているトランプ氏は、特に国民の怒りが高まった時、ソーシャルメディアでの息もつかせぬ連投の中でこうしたコンテンツを活用し、自らを美化し政敵をこきおろしてきた。

先月にも全米各地で行われた「ノー・キングス」デモで数百万人がトランプ氏に「王様はいらない」と抗議した日、王冠をかぶって「トランプ国王(キング・トランプ)」と書かれた戦闘機を操縦し、抗議デモの参加者らに排せつ物らしきものを投げつける自身を描いた偽動画を投稿した。

ホワイトハウスは別の投稿で、トランプ氏の健康状態をめぐる臆測がソーシャルメディアで飛び交う中、トランプ氏をスーパーマンに見立て「希望の象徴」「スーパーマン・トランプ」とコメントした。