ベトナム中部の記録的豪雨と洪水、35人死亡 5人行方不明
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【11月2日 AFP】ベトナムの防災管理当局は2日、先週の記録的な豪雨とそれに伴う洪水で35人が死亡したと発表した。行方不明者は5人に上っている。
ベトナムの沿岸地域では10月の最終週末以降、激しい雨が続いており、26~27日には24時間で最大1700ミリの降水量を記録した。
防災管理当局「VDDMA」によると死亡した35人は、フエ市、ダナン市、ラムドン省、クアンチ省で報告されている。
ユネスコの世界遺産に登録されている古都ホイアンは、主要河川が60年ぶりの高水位で氾濫し、腰までの深さの水に浸かっている。住民は木製のボートで市内を移動しているという。
「洪水の後、みんなショックを受けている。人々は備えていたが、これほど水位が上がるとは思っていなかった」と、住民の一人が2日、AFPに語った。「準備する時間がなかった家も多く、持ち物の多くが損傷した。深刻な被害に、皆が無力感を覚えている」とも話した。
防災当局によると各地で住宅や農地に甚大な被害が出ており、ベトナム環境省は先週、浸水被害が10万戸を超え、150件以上の地滑りが発生したと発表した。
政府によると、自然災害による経済損失は総額6億1000万ドル(約940億円)を超える見通し。(c)AFP