【10月31日 AFP】スウェーデンで30日、ヘイトクライム(憎悪犯罪)と移民(在留外国人)への暴行の罪で起訴された4人の男の裁判が始まった。この事件は、白人至上主義者がフィットネスクラブで結束する傾向が強まっていることを浮き彫りにしている。

検察によると、4人は「アクティブクラブ」のメンバーだった。アクティブクラブとは、ジムで集まり、白人至上主義のイデオロギーを推進することを目的とした、緩やかなつながりのグループだ。

米国のネオナチ組織「ライズ・アバブ・ムーブメント(RAM)」の創設者、ロバート・ルンド氏が欧州逃亡中、アクティブクラブの構想を思いついた。RAMは、2017年の米シャーロッツビルでの事件にも関与した。

スウェーデンでは、「アクティブクラブ・スウェーデン」のメンバーが、上半身裸で筋肉を誇示する写真をソーシャルメディアに投稿している。

彼らは、スウェーデン国旗に使われている青と黄色の目出し帽で顔を隠し、アクティブクラブのエンブレムが描かれた黒い旗を掲げている。

30日に裁判にかけられた4人の男(いずれも20代)は8月27日深夜すぎ、ストックホルム中心部で移民を暴行した罪に問われている。