【10月27日 AFP】マレーシアの首都クアラルンプールで開かれた米中閣僚級の貿易協議が26日、終了した。出席したスコット・ベセント米国財務長官は、中国がレアアースの輸出規制を延期するかわりに、米国は100%の対中関税発動を見送る方向だと述べた。

協議は、ドナルド・トランプ米大統領と中国の習近平国家主席の首脳会談を前に開催された。

ベセント氏は米ABCニュースとのインタビューで、レアアースの輸出規制について、中国は「再検討する間、1年間延期する」と述べ、米国が発動を予定していた対中追加関税は「回避される」と語った。

ベセント氏は、今週予定されている米中首脳会談で正式に合意することを期待していると述べた。両首脳は、韓国で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席する。(c)AFP