高市内閣、女性閣僚は2人のみ 「北欧並み」には程遠く
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【10月22日 AFP】高市早苗新首相は女性閣僚が半数程度を占める「北欧諸国並み」に女性を起用すると述べていたが、21日発足の新内閣で閣僚18人のうち、女性は2人にとどまった。
木原稔新官房長官は、片山さつき氏を日本初の女性財務相に、小野田紀美氏を経済安全保障担当相に任命したと発表した。
目標とする政治家として故マーガレット・サッチャー元英首相を挙げている高市氏は21日、日本初の女性首相に選出された。
高市氏は先月、内閣や党執行部について「北欧の国々に比べても劣らないほど、多くの女性に活躍していただく」と述べていた。
日本の政財界において、女性は希少だ。世界経済フォーラム(WEF)の「グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート(世界男女格差報告書)」2025年版で、日本のジェンダー・ギャップ指数は148か国中118位だった。
北欧諸国のアイスランド、フィンランド、ノルウェーが1~3位を占めた。
アイスランドでは、クリストルン・フロスタドッティル首相を含む閣僚11人のうち6人が女性だ。
フィンランドでは19人中11人、ノルウェーでは20人中9人となっている。
石破茂前内閣も女性閣僚は2人だった。女性閣僚が最も多かったのは、第2次岸田文雄改造内閣などの5人。(c)AFP