【10月17日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は16日、中東和平進展の勢いがウクライナでの戦闘終結につながることを期待していると述べた。

ゼレンスキー氏は16日、ワシントンに到着し、17日にドナルド・トランプ米大統領と会談する。

トランプ氏が提案した和平計画に基づき、パレスチナ自治区ガザでの停戦と人質解放が実現したことを受け、ゼレンスキー氏は「中東で成功したテロと戦争の抑制の勢いが、ロシアのウクライナに対する戦争を終わらせるのに役立つことを期待している」とX(旧ツイッター)に投稿した。

「力と正義の言葉は、必然的にロシアに対して効果を発揮するだろう」と述べた。

8月に米アラスカ州で米ロ首脳会談が行われたが、ウクライナを巡る状況は好転せず、トランプ氏はロシア側への不満を示してきた。トランプ氏は今月、米国の巡航ミサイル「トマホーク」をウクライナ側に売却することを認める可能性を示唆した。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は16日、トランプ氏と電話で話し、ハンガリーのブダペストで米ロ首脳会談を開催することで合意した。

ゼレンスキー氏は、トマホークの売却報道が、米ロ首脳会談開催の合意につながったとし、「トマホークの話を聞くと、モスクワが急いで対話を再開しようとしているのが透けて見える」と述べた。

トランプ氏との会談で、ゼレンスキー氏はトマホーク供与の可能性について議論する予定だ。(c)AFP