武装集団が村襲撃、14人殺害 ナイジェリア中部
このニュースをシェア
【10月16日 AFP】ナイジェリア中部プラトー州で14日夜、二つの村がそれぞれ武装集団に襲撃され、少なくとも14人が死亡した。赤十字が15日、AFPに明らかにした。
ナイジェリア中部では、キリスト教徒を中心とする農民とイスラム教徒のフラニ族を中心とする遊牧民の間で減少する豊かな土地をめぐる争いが長年続いており、死者も出ている。また、「盗賊団」と呼ばれる武装犯罪集団による襲撃もたびたび起きている。
赤十字のプラトー州における責任者、ヌルディーン・ハッサン・マガジ氏は、14日夜遅くに発生した襲撃で、バルキンラディ地区のラチャスイェルワ村で女性4人を含む2人が死亡したと述べた。
また、ラウル村も襲撃を受け、2人が死亡したと付け加えた。
バルキン・ラディ地区議会のスティーブン・プワジョク議長は、これらの襲撃を「いわれのないものであり、遺憾だ」「14人が死亡した2件の襲撃は容認できない」と述べた。
プラトー州では今年、100人以上が殺害される虐殺事件が相次いでおり、州当局は「テロリストによるジェノサイド(集団殺害)」の一環だと主張。緊張が高まっている。(c)AFP