イラン外相、ガザ和平会議欠席を発表 米国との同席拒否
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【10月13日 AFP】イランは13日、エジプトで開かれるガザ和平会議に、マスード・ペゼシュキアン大統領とアッバス・アラグチ外相のいずれも出席しないと発表した。会議への招待は開催国のエジプトからあったという。
国営イラン通信(IRNA)によると、エジプト政府は12日夜、紅海沿いのリゾート地シャルム・エル・シェイクで13日に開かれるガザ和平会議への参加をイラン側に呼びかけた。
しかし13日早朝、アラグチ氏はX(旧ツイッター)に「ペゼシュキアン大統領も私も、イラン国民を攻撃し、いまも脅迫と制裁を続ける相手とは関わることができない」と投稿し、米国との同席を拒否する姿勢を示した。
米国は6月の12日間にわたる戦闘中、イスラエルとともにイランの核施設を標的とした攻撃に一時的に加わっていた。
一方でアラグチ氏は「ガザ地区でのイスラエルによるジェノサイドを終わらせ、パレスチナ人の自決権を守るためのあらゆる取り組みを支持する」とも述べた。
ガザ和平会議は、ドナルド・トランプ米大統領とエジプトのアブデルファタハ・シシ大統領が共同議長を務め、停戦の維持と戦後の政治的枠組みの構築を目指す。
20か国以上の首脳が参加する見通しだが、イスラエルとイスラム組織ハマスは出席しない。(c)AFP