中国で6年ぶりにNBAプレシーズンゲーム、悪化した関係修復
このニュースをシェア
【10月11日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のプレシーズンゲームが10日、6年ぶりに中国で開催され、フェニックス・サンズがオーバータイムの末に132-127でブルックリン・ネッツを下した。
ヒューストン・ロケッツのゼネラルマネジャー(GM)を務めていたダリル・モリー氏が2019年に香港の民主化運動を支持するツイートをしてから関係が悪化し、NBAの中国開催は途絶えていた。
マカオで2試合予定されている対戦の初戦は、推定1億2500万人がバスケットボールをプレーしている中国市場との関係修復を目指すNBAの取り組みの集大成となった。
満員となった会場のベネチアン・アリーナでは、サンズのデビン・ブッカーに大歓声が送られ、ネッツに所属する中国出身の曾凡博(ゼン・ファンボ)はデビューを果たした。
中国バスケットボール協会(CBA)は同日、NBAとの戦略的パートナーシップを発表。国営メディアによると、中国国内のチームがNBAサマーリーグや米国での女子プロバスケットボール(WNBA)プレシーズンゲームに参加する機会の提供されるという。
2000年代に姚明(ヤオ・ミン)のブームでNBAは中国で人気を博し、2004年から2019年にかけて28試合のプレシーズンゲームが中国で開催されていた。(c)AFP