欧州選抜がライダー杯連覇、米国選抜の猛追抑える
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【9月29日 AFP】米国選抜と欧州選抜による男子ゴルフの対抗戦、第45回ライダーカップは28日、米ニューヨーク州ファーミングデールのベスページ・ブラックコース(パー70)で最終日が行われ、欧州選抜が15-13で連覇を飾った。
2日目を終えて11.5-4.5と欧州選抜がリードして迎えた最終日は、シングルス12試合が行われた。14.5ポイントが必要な米国選抜に対し、イタリア・ローマで行われた2023年大会を制した欧州選抜は14ポイント獲得でトロフィーを保持できる状況としていた。
しかし、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)が首の負傷で棄権となり、1試合が引き分け扱いとされて12-5となる中、欧州選抜はロリー・マキロイ(北アイルランド)、ジョン・ラーム(スペイン)、トミー・フリートウッド(イングランド)、ジャスティン・ローズ(イングランド)が敗戦。
ルドビグ・オーベリ(スウェーデン)がパトリック・キャントレーを下して欧州勢としてこの日唯一の勝利を挙げたものの、マシュー・フィッツパトリック(イングランド)は5打差のリードをふいにしてブライソン・デシャンボーとドローとなり、欧州選抜は瀬戸際に立たされた。
それでも、シェーン・ローリー(アイルランド)が18番で約1.8メートルのバーディーパットを沈めてラッセル・ヘンリーとの対戦を引き分けで終えたことにより、欧州選抜は米国選抜の追い上げを振り切って連覇を果たした。
これで欧州選抜の勝利は過去15大会では11回目。米国での勝利はそのうち4回となっているが、敵地での優勝は「メディナの奇跡」以来、13年ぶりとなった。
通算戦績は米国選抜が27勝16敗2分けでリードしているものの、英国とアイルランド以外の選手が加わった1979年以降では欧州選抜が13勝9敗1分けでリードしている。(c)AFP