【9月27日 AFP】米国選抜と欧州選抜による男子ゴルフの対抗戦、第45回ライダーカップは26日、米ニューヨーク州ファーミングデールのベスページ・ブラックコース(パー70)で開幕を迎え、欧州選抜が5.5対2.5で米国選抜からリードを奪った。

熱気に包まれた会場をドナルド・トランプ米大統領氏が訪れ、その雰囲気に拍車をかけたものの、米国選抜を「再び偉大」にすることはかなわなかった。

敵地米国での開催ながら欧州選抜が3連勝のスタートを切ったことを受け、トランプ大統領はニューヨーク行きの飛行機に乗り込む際、「チームを助けに行かねばならない」と記者団に語っていた。

午前のフォアサムで1勝3敗とされた米国選抜は、トランプ大統領が到着後に行われた午後のフォアボールで1勝2敗1分けとわずかに改善。しかし、米国選抜のキーガン・ブラッドリー主将が空を飛ぶ米大統領専用機エアフォースワンを見て、「流れが変わる気がする」と語った期待には遠く及ばなかった。

米国選抜の中心選手であるブライソン・デシャンボーとスコッティ・シェフラーはともに2敗を喫した。

トランプ大統領が1番ティーに登場すると、「USA」の歓声が上がり、後には「ドナルド・トランプ」のチャントも歌われた。防弾ガラスで保護されたエリアで観戦していたトランプ大統領は、時折外に出ては両チームの選手たちとあいさつを交わしていた。

今年、トランプ大統領は米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のスーパーボウルやサッカーのクラブW杯決勝、全米オープンテニスの男子シングルス決勝など、さまざまなスポーツイベントに姿を見せている。(c)AFP