【9月28日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は27日、イスラエルから供与された防空システム「パトリオット」1基が稼働していることを明らかにした。今後数か月以内にさらに2基が到着する。

「イスラエルの(パトリオット)システムがウクライナで稼働して1か月になる。秋には2基のパトリオットシステムを受け取る予定だ」とゼレンスキー氏は記者会見で述べた。

ウクライナは、ロシアの無人機やミサイルの相次ぐ攻撃に対応するため、防空システムの強化を急いでいる。

ウクライナ侵攻に関して、イスラエルは当初、ロシアに制裁を課さず中立の立場を取っていた。しかし、ロシアがイランから無人機を調達する中、イランと敵対するイスラエルはロシアとの関係を悪化させた。

また、ゼレンスキー氏は、巡航ミサイル「トマホーク」の提供を米国に要請したとの報道について、「特定の種類の武器、特に長距離武器に関する個別の合意に向けて準備ができている」と述べた。(c)AFP