【9月27日 AFP】イスラエル軍が26日にパレスチナ自治区全域で少なくとも50人を殺害したと、ガザ地区の民間防衛機関が発表した。一方でイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は国連(UN)での演説で、イスラム組織ハマスに対する「作戦を完遂する」と宣言した。

イスラエル軍はこの24時間で「ガザ地区全域にわたり140以上の標的を空爆した」と発表し、「テロリスト、トンネルの出入り口、軍事インフラ」などを攻撃したと述べている。ハマスの管轄下にある民間防衛機関は、ガザ市内での死者30人を含む50人が、この日の夜明け以降に亡くなったと報告している。

イスラエル軍はガザ市に拠点を置くハマスに対する攻勢を強めており、ここ数週間で数十万人が避難を余儀なくされている。

一方でネタニヤフ首相はこの日の国連演説で、イスラエル軍が「ハマスのテロ機構の大部分を粉砕した」と述べ、「できるだけ早く作戦を完了させたい」と述べた。(c)AFP