■「ロシアとの緊密な関係」

25日の会合は、敵対的なロシアに直面する中、エネルギー、交通、そして防衛産業の強化に向けた取り組みに焦点が当てられると予想されている。

だがザイツ氏は、多くの人々が歴史的に「ロシアとの緊密な関係」を持つ旧東ドイツ地域では、これはデリケートな問題だと述べた。

多くの旧東ドイツ人は、学校でロシア語を学んだり、旧ソ連に留学したりした。ロシアから中欧に原油を運ぶ「ドルジバ・パイプライン」などのインフラ整備事業に携わった経験を持つ人もいる。

再統一から間もなく35年を迎えようとする中、東西ドイツの間には依然として溝が残っている。

東部は依然として富や産業、交通といった分野で後れをとっているが、最近の経済データによると、他の分野では西部を上回っている。

1990年の再統一以降、約500万人がより良い生活を求めて東部から西部へと移住した。

ヘーネ氏は、「人口減少により、州は地方公共サービスを維持できなくなっている。病院も学校も閉鎖され、人々は見捨てられたと感じている」と指摘。「これはAfDに絶好の機会をもたらすだろう」と述べた。(c)AFP