【9月22日 AFP】フィリピンは22日、非常に強い台風18号(アジア名:ラガサ)の影響で豪雨と強風に見舞われ、住民1万人以上が学校などに避難した。

台風は勢力を増しながら西方に進んでおり、北部バブヤン諸島に正午ごろ上陸する見込みと伝えられた。バブヤン諸島は、台湾の南約740キロメートルに位置する。台湾でも一部避難が進められている。

午前11時(日本時間同日正午)の時点で、中心付近の最大風速は毎秒約60メートル、瞬間風速は毎秒約73.5メートルに達していると国立気象局が発表した。

フェルディナンド・マルコス大統領はSNSの投稿で、状況を注意深く監視しており、すべての政府機関が「必要な場所と時に支援を提供するために警戒態勢を取っている」と述べた。

マニラおよび周辺地域と国内29州では、学校や政府機関が豪雨に備えて閉鎖された。

台湾の国立気象局も、東部で「極端な荒天」が予想されるとして注意を呼び掛けた。(c)AFP