【9月20日 AFP】イスラエル軍は19日、パレスチナ自治区ガザ地区の最大都市ガザ市に対し「前例のない武力」で作戦を実行すると警告し、住民への避難を呼びかけた。

イスラエルは、ガザ市を制圧すべく激しい空爆と戦車砲撃を行っている。同国軍は16日から地上作戦を開始しており、数日間にわたって住民に南部への避難を呼びかけているが、多くのパレスチナ人は避難先が不明で、費用が高額になると訴えている。

国連(UN)は8月末時点で、約100万人がガザ市とその周辺に居住していると推定している。

イスラエル軍はこの日、8月以降に約48万人が避難したと推定していると発表。一方でガザの民間防衛機関は、約45万人が避難したと述べている。

イスラエル軍は、南部アルマワシ地区への避難を促しており、その人道地域では支援物資、医療、インフラが提供されるとしている。(c)AFP