【9月16日 AFP】スウェーデンのグレタ・トゥンベリさんら親パレスチナ活動家を乗せ、戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ地区に支援物資を運ぼうと現地に向かっている「グローバル・スムード船団」は15日、度重なる遅延の後、チュニジアから出航した。

グローバル・スムード船団は声明で、「スペイン・バルセロナから出発した船団は既に出航しており、チュニジアから出発する船団も段階的に出航している」「海上で合流した後、さらにイタリアおよびギリシャからの船団と合流する」と述べた。

主催者とイタリアのメディアによると、少なくとも18隻が13日にイタリア南部カターニアを出発し、イタリアのNGO「エマージェンシー」の支援船も同行した。さらに2隻が14日にギリシャを出発し、イタリアからの船団に合流した。

トゥンベリさんはチュニジア北部の港町ビゼルトで乗船前に、「私たちはガザの人々に対し、世界はあなたたちのことを忘れていないというメッセージを送ろうとしている」「政府がやらないなら、自分たちでやるしかない」とAFPに語った。

AFP記者によると、バルセロナからの約20隻は、夜明け前までにビゼルトを出航したという。(c)AFP