米保守活動家カーク氏の妻エリカさん、夫の活動継続を表明「心に火を付けられた」
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【9月13日 AFP】暗殺された米国の保守系政治活動家チャーリー・カーク氏の妻エリカさんは12日、夫の活動を引き継ぐと表明した。米当局は同日、カーク氏を暗殺した容疑者を拘束したと発表した。
悲しみに打ちひしがれたエリカさんはライブ配信された演説で、「完璧な父親で完璧な夫」の死を嘆いた。
エリカさんは「夫の暗殺に関わった悪人たちは、自分が何をしたのか全く分かっていない」「あなた(悪人たち)はこの妻の心に火を付けたことを分かっていない、この未亡人の叫びはときの声のように、世界中に響き渡るでしょう」と主張。
「夫が築いた運動は死なない。絶対に。そんなことは私が許さない」と続けた。
カーク氏暗殺事件は2日にわたり全米を席巻し、ほぼすべてのケーブルテレビのニュース番組で報じられた他、ドナルド・トランプ大統領は政府施設などで半旗を掲揚するよう命じた。
カーク氏は米国政治において並外れた影響力を持ち、若年層の間でトランプ氏の支持を拡大するのに貢献し、昨年の大統領選での勝利の立役者となった。
人種、ジェンダー、銃の所有といった激しい議論を呼ぶ問題に対する強硬な姿勢から、賛否が大きく分かれる人物だったが、議論をしようとする姿勢は、異なる意見を持つ人々にさえ称賛された。(c)AFP