【9月13日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が、今後の党大会で核兵器と通常戦力の並進政策を提示すると述べたと、国営朝鮮中央通信(KCNA)が13日に伝えた。

金氏は今週、国防科学院の研究所を訪問した際、「核戦力と通常戦力の並進政策を打ち出すことになるだろう」と述べ、通常戦力の「近代化」の必要性も強調した。

金氏は、党大会の日程については明言していないが、分析によると次回の党大会は来年初めに開催されると予想されている。

韓国の統一研究院ホン・ミン上級研究員はAFPに対し、「本質的には、核戦力だけでは抑止力に限界があるという(金氏の)認識を反映しており、通常兵器の近代化によって戦闘能力を高めようとしている」と述べた。

さらに、「北朝鮮とロシアの軍事技術協力は通常兵器分野にも拡大しているようで、『現代戦』に対応した近代化計画が、中長期的な議題として示される可能性が高い」と付け加えた。(c)AFP