【9月5日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が中国の習近平国家主席に対し、「確固たる意志」で両国関係を「着実に発展させる」と述べたと、国営朝鮮中央通信(KCNA)が5日に報じた。

両首脳は4日夜に北京の人民大会堂で会談を行い、KCNAは金氏が両国間の「友好的感情」を確認したと伝えている。

報道によると、「朝鮮労働党と政府の確固たる意志は、朝中関係を着実に発展させることにある」と述べた金氏は、習主席に「国際情勢がどう変わろうとも、朝中関係は変わらない」と述べたという。これは、中国国営メディアが伝えた習主席の発言とほぼ同じ内容となっている。

金氏はまた、北朝鮮は中国の主権、領土保全、発展の利益を守るための「立場と努力を、われわれは常に支持し、奨励する」と述べた。

中国国営メディアの報道によると、習主席は金氏に対し、両国が国際問題における協調を強化し、「共通の利益を守るべきだ」と語ったという。

KCNAによると、金氏は4日夜に専用列車で北京を離れ、北朝鮮へ帰国した。(c)AFP