【9月12日 AFP】2001年9月11日の米同時多発攻撃から24年の追悼式典が11日、米各地で行われ、ドナルド・トランプ米大統領や政府関係者は、前日に殺害された保守系の政治活動家チャーリー・カーク氏(31)を追悼した。

米国防総省で行われた式典の冒頭でトランプ氏は、カーク氏が「彼の世代の巨人」であり、「自由の擁護者」であったと述べ、同氏に対して文民最高の栄誉「大統領自由勲章」を授与すると発表した。

またピート・ヘグセス国防長官は、「911の犠牲者のように、あなたも決して忘れられることはないだろう」と述べ、10日にユタ州の大学での講演中に銃撃されたカーク氏を悼んだ。

同日午後、トランプ氏はニューヨークへ移動してヤンキースタジアムで野球を観戦し、観客からは歓声とブーイングを受けた。

ニューヨーク州マンハッタンの世界貿易センタービル(WTC)跡地「グラウンド・ゼロ」でも911の追悼行事が行われた。

24年前、ハイジャックされた航空機がWTCのノースタワーに衝突した午前8時46分には市全体で黙とうがささげられた。その後、市内の教会では鐘を鳴らされ、グラウンド・ゼロでは遺族が犠牲者の名前を読み上げた。

エリック・アダムス市長はカーク氏の殺害と911を結び付け、「世界貿易センターに2機の飛行機を突入させたのと同じ憎しみが、チャーリー・カークの首に弾丸を打ち込んだ」と述べた。(c)AFP