【9月11日 AFP】西アフリカ・ガーナのジョン・マハマ大統領は10日、米国を追放された西アフリカ出身者を受け入れる方針を明らかにした。

多くの場合、一度も住んだことのない場所への第三国追放は、ドナルド・トランプ米大統領による不法移民取り締まりの目玉政策。中米エルサルバドルの悪名高い刑務所に数百人を追放したことでよく知られている。

マハマ氏は10日、記者団に対し、ガーナは地域協定に基づきビザ(査証)なし渡航が認められている西アフリカの国の出身者の受け入れに同意したと述べた。

「米国を追放される第三国籍者の受け入れを打診された。そして、西アフリカ出身者も受け入れることで合意した」と述べた。

マハマ氏によると、既に「第1陣」としてナイジェリア人「複数人」を含む14人がガーナに到着した。ナイジェリア人はその後母国に帰国したとされるが、帰国した時期については明らかにしなかった。

ガーナは長い間ナイジェリア移民の「ホーム」となってきたが、ここ数週間、複数の都市でナイジェリア人に対する抗議デモが散発的に発生している。デモ参加者らは、ナイジェリア人のせいで犯罪や売春が増加し、不公平な経済競争が起きているとして追放を求めている。(c)AFP