【9月9日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は8日、パレスチナ自治区ガザ地区の最大都市であるガザ市への攻撃を強化しているとして、ガザ市の住民に即時退去するよう警告した。

イスラエルは西側諸国や援助機関からの度重なる停止要請にもかかわらず、ガザ市制圧作戦に備えて爆撃を強化している。

ガザの民間防衛機関によると、8日にイスラエルによって少なくとも39人が殺され、そのうち25人がガザ市での犠牲者だという。

ネタニヤフ氏の警告が発せられる数時間前にはエルサレムで、ガザで紛争が始まって以来最大規模の民間人への攻撃が発生。ギドン・サール外相によると、2人のパレスチナ人がバスに発砲し、6人を殺害したという。

警察によると、2人の銃撃犯は警備員と武装した民間人によって殺害された。

銃撃を受けネタニヤフ氏は、「これらの殺人は我々のテロとの戦いの決意を強化する」と述べた。

イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は8日これより前、ハマスに対し、武器を置くか全滅するかの選択を迫った。

「これはガザや海外の高級ホテルにいるハマスの殺人者やレイピストへの最後通告だ。人質を解放し、武器を置け。さもなければガザは破壊され、お前たちは全滅するだろう」とX(旧ツイッター)で述べた。(c)AFP/Jay Deshmukh and Gianluca Pacchiani