【9月8日 AFP】イスラエルのギドン・サール外相は8日、スペインのペドロ・サンチェス首相がパレスチナ自治区ガザ地区での「虐殺を止める」として9項目からなる措置を発表したことを受け、スペインを反ユダヤ主義と非難した。

サール氏はX(旧ツイッター)に「サンチェス氏の腐敗した政権が深刻な汚職スキャンダルから注意をそらすために、反イスラエルおよび反ユダヤ主義のキャンペーンを続ける試みは明白だ」と投稿。また、ヨランダ・ディアス・ペレス第二副首相兼労働・社会経済相のイスラエルへの入国を禁止し、「一切の接触を持たない」と付け加えた。

サンチェス首相が同日発表した「ガザでの虐殺を止める」ための9項目の措置には、イスラエルへの武器禁輸や、イスラエル軍の燃料を運ぶ船舶がスペインの港を使用することを禁止する措置が含まれていた。

サンチェス首相はテレビ演説で、「ガザ地区での虐殺を止め、その加害者を追及し、パレスチナの人々を支援する」ことを目的とした措置だと説明した。

ディアス氏は、虐殺行為に反対・抗議する自国の「コミットメント」を称賛していた。(c)AFP