【9月9日 AFP】フランス国民議会(下院)は8日、フランソワ・バイル首相の信任投票を反対多数で否決した。就任からわずか9か月での退陣となる。

バイル首相は、債務削減を目的とした約440億ユーロ(約7兆6000億円)の財政再建計画をめぐり長らく続く政党間の対立を終わらせるため、自ら信任投票を呼びかけた。採決結果は、賛成194票、反対364票だった。

フランス大統領府は声明で、エマニュエル・マクロン大統領が結果を「承知した」と述べ、早ければ数日以内に新しい首相を指名すると発表。マクロン氏が9日にバイル氏と会い、辞表を受け取る見通しだと付け加えた。

バイル氏はマクロン政権下6人目の首相で、2022年以降では5人目。(c)AFP/Anne Renaut and Stuart Williams