【9月8日 AFP】女子ラグビーW杯イングランド大会は7日、各地で試合が行われ、グループCの日本はハーフタイムでの9点差をひっくり返し、29-21でスペインに逆転勝利した。

前回王者のニュージーランド、そしてアイルランドに敗れて準々決勝進出の望みが絶たれる中、両国は今大会での初白星を目指して最終戦に臨んだ。

前半6分に西村蒼空のトライで先制した日本だったが、その後スペインに2トライを許し、5-14とリードされて前半を終えた。

しかし、後半に勢いを取り戻した日本は、45分、57分、61分と16分間で3トライを奪って逆転に成功。スペインがアネ・フェルナンデスデコレスをイエローカードで失う中、ンドカジェニファにもトライが生まれた日本は、スペインのその後の反撃を1トライに抑え込んだ。

日本のレスリー・マッケンジー・ヘッドコーチ(HC)は、チームがハーフタイムに立ち直ったことを誇りに思うと語った。

指揮官は「(選手たちに)前半数多くあったポジティブな点をすべて集め、少し忍耐を持ち続けるように伝え、後半には報われるだろうと話した」と述べ、「テリトリーとポゼッションの面ではコントロールできていたが、少し焦りがあった。それがわれわれの欠点の一つだ。プロセスを信じて、結果を出した」と続けた。(c)AFP