【9月7日 AFP】(記事更新)サッカー親善試合は6日、米オークランドのオークランド・コロシアムで行われ、日本代表はメキシコ代表と0-0で引き分けた。

2026年W杯北中米大会に向けて準備を進める両国の対戦で、日本は活気あるプレーを見せたものの、前半に負傷で主将のエドソン・アルバレスを失い、試合終了間際にセサル・モンテスが退場処分を受けたメキシコを崩しきることができなかった。

開始直後から攻めたてた日本は11分には前半最大のチャンスを迎え、久保建英がペナルティーエリア中央手前からシュートを放ったが、これはメキシコのGKアンヘル・マラゴンにセーブされた。

日本が得点を奪えずにいると、メキシコは67分にエリク・リラのヘディングシュートでようやく日本の守護神鈴木彩艶にセーブを強いた。メキシコはその後、イルビング・ロサノがシュートを放つも、日本の守備陣がこれをブロックした。

米国、カナダとの共同開催国としてW杯出場が決まっているメキシコは、日本代表の指揮官も務めたことがあるハビエル・アギーレ監督の再就任後に不振から復調しており、今年は北中米カリブ海サッカー連盟のネーションズリーグとゴールドカップで優勝を飾っている。

森保一監督は試合後、メキシコについて「やはり非常に堅く、そして規律をもって」いたと振り返った。

一方でアギーレ監督は、「私の意見としては非常に互角の試合だった。前半はあちらが優位で、後半はこちらが少し上回った」と述べた。

「彼らが非常に激しいチームだというのは知っていた。現地(日本)で彼らの指導者(森保監督)に会ったことがある。選手たちに走り込みを課し、献身的な姿勢を求め、競争心を強く植え付けていた。90%の選手が欧州でプレーしていて、トレーニングのレベルが全く違う」と述べ、「彼らのスピードと激しさに驚かされた」とも語った。

日本代表は9日、オハイオ州コロンバスで米国代表と対戦する。(c)AFP