ルイス・スアレスが相手スタッフに唾吐き、敗戦後に乱闘引き起こす
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【9月1日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに所属するルイス・スアレスが、試合後に引き起こした乱闘騒ぎの中で、相手チームのスタッフに唾を吐いた様子がカメラにとらえられた。
マイアミは8月31日、リーグスカップ決勝のシアトル・サウンダーズ戦に0-3で敗れ、優勝を逃した。
ワシントン州シアトルのルーメン・フィールドでの試合終了直後、38歳のベテランFWスアレスはサウンダーズの20歳のMFオベド・バルガスに突進するとヘッドロックを見舞い、これが両チームの選手とスタッフによる乱闘に発展した。
大会関係者らが事態の収拾に努める中、バルガスから引き離される際にスアレスがシアトルのスタッフに唾を吐きかける様子をカメラはとらえていた。
マイアミのハビエル・マスケラーノ監督は、「試合終了時に誰もこういった行動は好まないが、反応があったということは挑発があったのだろう」と述べた。
一方でサウンダーズのブライアン・シュメツァー監督は、乱闘について「残念ながらそれがシアトル・サウンダーズの素晴らしいパフォーマンスから一部の注目を奪うことになるだろう」と述べた。
指揮官は「マイアミのいら立ちがピッチ上で起きるべきでない事態につながったということを、ある意味ではわれわれへの賛辞として受け止められるかもしれない」とし、「話題になるべきではないから、ここで終わりだ」と続けた。
しかしながら、スアレスの行動については調査が行われることになるとみられる。
スアレスは2014年のW杯ブラジル大会でイタリア代表のジョルジョ・キエッリーニにかみつき、サッカー界の悪童と認知されるようになった。その後もクラブの試合でのかみつき行為や、人種差別的な暴言で制裁を受けている。(c)AFP