インドネシア、抗議デモ激化で首都に軍配備 重要施設には狙撃手
このニュースをシェア
【9月1日 AFP】インドネシア各地では1日、議員手当など政府の経済政策に抗議するデモが続き、治安確保のため首都に軍が配備される中、一部デモには数千人が参加した。抗議は激化し、これまでに6人が死亡している。
1日午後、ジャカルタの国会議事堂周辺で行われた抗議集会には、少なくとも300人が参加し、兵士数十人が監視に当たった。AFPの記者によると、スマトラ島パレンバンでは数千人、ボルネオ島バンジャルマシンやジャワ島の主要都市ジョグジャカルタでは数百人が抗議に加わった。
「私たちの主な目標は議会の改革。議員は私たちの代表なので、直接会って話がしたい」と、抗議に参加した20歳の大学生はAFPに語った。
抗議は先週、議員住宅手当をめぐる問題で首都ジャカルタで始まった。当初、デモは平和裏に行われていたが、28日夜にバイク運転手が軍の車両にはねられて死亡する映像が公開された後、警察の精鋭部隊に対する抗議の声が激化。プラボウォ・スビアント大統領と議会指導部は措置の撤回を余儀なくされた。
抗議はジャカルタから他の主要都市にも広がり、プラボウォ政権下で最悪の騒乱となっている。
警察は1日、首都各所に検問所を設置。警察と軍が市内を巡回し、重要施設には狙撃兵も配置された。警備体制の強化を受け、少なくとも1団体は予定していた抗議デモを中止した。(c)AFP