【6月26日 AFP】ブックメーカーのベットセーフ(Betsafe)は25日、サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)期間中にウルグアイ代表のルイス・スアレス(Luis Suarez)が「誰かにかみつく」という予想を、世界中で167人が的中させたと発表した。

 ベットセーフのパトリック・エークビスト(Patrick Oeqvist)氏はAFPに対し、20か国で175倍のオッズがつけられた「大会期間中にスアレスが誰かにかみつく」に賭けた人がおり、同社は計約5万ユーロ(約695万円)を支払ったと明かしている。

 エークビスト氏は、「オッズを決めるのは簡単な作業ではありませんでしたが、最終的には賭けた人にとって素晴らしい結果になりました」と語っている。

 国際サッカー連盟(FIFA)は、24日の試合でスアレスがイタリアのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)にかみついた疑惑の調査に乗り出している。

 過去に同じ問題を2度起こしているスアレスは、2010年にオランダで7試合、2013年にイングランドで10試合の出場停止処分を受けている。

 エークビスト氏はまた、「現在は最大24か月のうち、スアレスの出場停止期間がどのくらいになるかが賭けの対象になっています」と語っており、スアレスはサッカーファンにとってさらに魅力的なオッズを提供するかもしれない。

 決勝トーナメントに進んだウルグアイは、1回戦でコロンビアと対戦するが、スアレスは今大会を出場停止になるものとみられている。(c)AFP