【8月15日 AFP】ロシアはウラジーミル・プーチン大統領とドナルド・トランプ米大統領の首脳会談を翌日に控えた14日、ウクライナ東部で新たに二つの集落を制圧したと発表した。

国防省によると、ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州のイスクラ村と小さな町シュチェルビニフカを制圧した。ロシアは2022年9月、ドネツク州など4州を併合すると一方的に宣言している。

シュチェルビニフカは、2月にロシア軍が制圧した炭鉱の町トレツクと、ドネツク州でウクライナ軍が今も保持する要衝コスティアンティニウカに近い。

ロシア軍はここ数ヶ月、進撃を加速させている。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は12日、ロシア軍が炭鉱の町ドブロピリヤ付近の前線の狭い区間で最大10キロ前進したことを認めた。

AFPが米国の戦争研究研究所(ISW)のデータを分析したところ、、ロシア軍は12日、過去1年余りで最大となる面積のウクライナ領を制圧した。(c)AFP