米ロ会談、失敗の可能性は25% トランプ氏
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【8月15日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は14日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との会談で成果を上げることが容易ではないとの見通しを示し、成功しない可能性は25%だと述べた。
翌日に米アラスカで予定されている米ロ首脳会談について、トランプ氏は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を交えた3者会談を含む今後行われる話合いの「準備会合」という位置づけだとした。
「この会談は次の会合の準備だが、この会談が成功しない可能性は25%ある」と米FOXニュースラジオに語り、「第2弾の会談が非常に重要で、そこで合意がなされるだろう」と述べた。
その上で、トランプ氏は、今回の会談でプーチン氏との合意を最終決定することはなく、ゼレンスキー氏をあらゆる決定に含めると主張した。
一方、プーチン氏は14日、ウクライナでの紛争を終わらせるための米国の努力を歓迎し、核兵器管理に関する合意も得られる可能性があると述べた。
「米国政府は戦闘を終わらせるために非常に精力的で誠実な努力をしている」とプーチン氏はモスクワで行われた政府高官との会議で語った。
ロシア軍は12日、過去1年余りで最大となる面積のウクライナ領を制圧・掌握した。一方、ウクライナはロシアに対して数十機の無人機を発射し、南部ボルゴグラード市の石油精製所で火災を引き起こした。(c)AFP