【8月15日 AFP】イランは14日、英国、フランス、ドイツの3か国(E3)がイランの核開発計画に対する欧州による制裁の再発動を警告したことを受け、中国およびロシアと協力し、制裁復活を阻止していくと発表した。

イランのアッバス・アラグチ外相は国営テレビのインタビューで、「われわれは阻止に努めていく」「われわれは中国およびロシアと協力して制裁復活を阻止していく。たとえ功を奏せず、制裁が復活したとしても、対抗手段はある。いずれ議論する」と述べた。

E3は13日、国連のアントニオ・グテレス事務総長に対し、8月末までに外交的解決策が見い出されない場合、対イラン制裁を再発動する用意があると伝えた。

E3はいずれも、イランが核開発計画を制限する代わりに欧米側が経済制裁を解除する2015年の「イラン核合意」に署名している。

10月に一部失効するイラン核合意には、制裁の再発動を可能にする「スナップバック」という仕組みが含まれている。(c)AFP