大坂なおみ逆転負け、18歳ムボコがツアー初優勝 ナショナルバンクOP
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【8月8日 AFP】テニス、ナショナルバンク・オープンは7日、女子シングルス決勝が行われ、通算4度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇る大坂なおみは、6-2、4-6、1-6で18歳のビクトリア・ムボコ(カナダ)に逆転負けを喫した。ムボコは、女子テニス協会(WTA)ツアー大会で初優勝を遂げた。
2021年の全豪オープン以来となるツアーレベルでのタイトルを目指した大坂だったが、24年の産休からの復帰後は一貫性を欠いており、ツアー大会初の決勝に臨んだムボコに屈した。
コーチを交代して迎えた今大会ではエネルギッシュな様子を見せ、最高峰のWTA1000大会では22年のマイアミ・オープン以来となる決勝進出という最高成績を記録した大坂は、早々にブレークを奪ってゲームカウントを3-0とすると、第1セットを先取した。
第2セットはブレーク合戦となる中でムボコに流れをつかまれ、セットカウントで追いつかれると、迎えた第3セットでは最初のゲームでブレークを奪われ意気消沈。直後の第2ゲームはブレークバックしたものの、その後ムボコに5ゲームを連取された。
今季開幕時点で世界ランキング300位以内に入っていなかったムボコは、今週の85位から34位までランクアップする見込みとなっている。
センターコートの熱狂的な観客の前で、ブレークポイント9本のうち8本をものにしたムボコは、2回戦で全豪オープンを制覇しているソフィア・ケニン(米国)、4回戦で現全仏オープン女王のココ・ガウフ(米国)、準決勝ではウィンブルドン元女王のエレナ・ルバキナ(カザフスタン)にも勝利しており、今大会だけでグランドスラム王者から4度白星を挙げた。(c)AFP