【8月2日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は1日、同国はウクライナにおける「永続的かつ安定した平和」を望んでいると述べ、ロシア側の停戦条件は変わらないと付け加えた。

ドナルド・トランプ米大統領が10日以内に停戦に合意しなければ新たな制裁を科すと最後通牒(つうちょう)を突き付けるなど圧力を強めているにもかかわらず、プーチン氏は停戦要請を一貫して拒否している。

プーチン氏は記者団に「ロシアとウクライナの双方が満足し、両国の安全を確保する、強固な基盤の上に築かれた永続的かつ安定した平和が必要だ」と述べる一方、「(ロシア側の)停戦条件は確かに変わらない」と付け加えた。

ロシアは、モスクワが併合したと主張するドネツク、ルガンスク、ザポリージャ、ヘルソンの4州の事実上の割譲を繰り返し求めており、ウクライナは受け入れられないと拒否している。

プーチン氏はベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領との共同会見で、核弾頭を搭載可能な極超音速中距離弾道ミサイル「オレシニク」の量産を開始したと発表した。(c)AFP