株価急落 米雇用統計の失速とトランプ関税で
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【8月2日 AFP】各国の株式市場は1日、米国のドナルド・トランプ大統領が追加関税を進める中、米雇用統計の失速を受けて経済に対する疑念が高まり、急落した。
米国の主要株価指数は終日赤字で推移し、1.2%以上下落。アジアや欧州でも主要指数は下落した。
ドルも主要通貨に対して急落し、米経済の弱体化が需要を減少させるとの懸念から、原油価格も急落した。
米労働省は7月の雇用創出がわずか7万3000人にとどまったと発表し、さらに5月と6月の雇用増加数を約26万件下方修正。失業率は4.1%から4.2%に上昇している。
雇用統計のデータを受けて、米国の成長見通しの弱さと連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ予想を市場が織り込み、米国債の利回りは急落している。(c)AFP