【7月31日 AFP】第22回世界水泳選手権は30日、シンガポールで競泳が行われ、男子200メートル個人メドレー準決勝でレオン・マルシャン(フランス)が1分52秒69の世界新記録を樹立した。

マルシャンは、2011年にライアン・ロクテ(米国)が記録した1分54秒00のタイムを1秒以上縮めた。

2023年に行われた第20回世界水泳の400メートル個人メドレーで、マイケル・フェルプスの最後の世界記録を破っていたマルシャンは、これで両個人メドレーの世界記録を保持することになった。

昨年のパリ五輪で個人として金メダルを4個獲得してフランスの国民的英雄になったマルシャンは、今回の偉業を実感するまで数か月かかるだろうと語った。

「あしたは大変だろうが、決勝は素晴らしいものになるだろう」「自分が何をしたのか理解しようと思う。数ヶ月かかるかもしれないし、その後、次は何をするか考えるつもりだ」

31日の決勝に向けてエネルギーを温存するのではなく、準決勝で記録を狙うと語っていたマルシャンは「私にとっては勝利だ」「まだ少し信じられないけど、とてもうれしい。今年やってきた全てのトレーニングの成果だ」と続けた。(c)AFP