ドーピング違反から復帰の孫楊 中国の全国選手権に出場へ
このニュースをシェア

【5月15日 AFP】五輪の競泳男子で3個の金メダルを獲得している孫楊(ソン・ヨウ、33)が、今週末に開催される中国の全国選手権に出場することが主催者から発表された。しかしながら孫楊は、反ドーピング規則により今年の世界選手権の出場資格を持っていない。
孫楊は2018年の検査で血液サンプルの入った容器を壊したとして4年間の資格停止処分を受け、昨年競技に復帰していた。
深センで1週間にわたって行われる全国選手権は、7月から8月にかけてシンガポールで行われる世界選手権の唯一の国内予選会となっている。中国水泳協会(CSA)はドーピング違反で12か月以上の資格停止処分を受けた選手には同国代表として出場することを禁止しているため、孫楊には同大会の出場資格がない。それでも、全国選手権への参加にはそういった制限はないため、選手たちは各省の代表として大会に臨む。
孫楊は自由形の100メートル、200メートル、400メートル、800メートルへの出場が予定されており、800メートル以外では100メートルの世界記録保持者でパリ五輪金メダリストの潘展楽との初対戦に臨むことになる。(c)AFP