タイ、カンボジアとの衝突で10万人以上が避難
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【7月25日 AFP】タイは25日、今週発生したカンボジアとの武力衝突により、10万人以上が避難したと発表した。死者数は14人に増加した。
タイの内務省によると、国境に接する四つの県で10万人以上が約300の仮設避難所に移動した。保健省は、これまでに民間人13人と兵士1人が死亡したと発表した。
国連安全保障理事会は、カンボジアのフン・マネット首相の要請により、25日に緊急会議を開き、今回の衝突について議論する予定だ。外交筋がAFPに語った。
米国やフランスは紛争の即時終結を求め、中国も、衝突に「深い懸念」を表明し、対話を求めた。
今回の衝突は、タイのスリン県とカンボジアのオッダーミエンチェイ州の国境地帯にある二つの寺院付近で発生。カンボジア軍はロケット弾や砲弾を発射し、これに対しタイ軍はF16戦闘機を出動させて空爆を行った。
両国とラオスの国境が交わる「エメラルド・トライアングル」と呼ばれる地域をめぐり、タイとカンボジアは激しく対立している。この地域には複数の古代寺院が存在する。
この争いは数十年にわたり続いており、15年以上前にも軍事衝突に発展。今年5月には銃撃戦が発生し、カンボジア兵1人が死亡している。(c)AFP