ロシア、2日連続で大規模攻撃 首都キーウで2人死亡
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【7月10日 AFP】ロシアは10日、ウクライナに対して2夜連続となる無人機とミサイルによる大規模攻撃を実施し、首都キーウで少なくとも2人が死亡、大規模な火災も発生した。
攻撃は、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と米国のマルコ・ルビオ国務長官による会談がマレーシアで予定されている中で行われた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアが約18発のミサイルと400機以上の無人機を投入したと述べ、ロシアへの制裁強化を各国に求めた。
ゼレンスキー氏はSNSで、「制裁はもっと迅速に発動されるべきだ。ロシアが自らのテロ行為の結果を真に感じるほどの圧力が必要だ」と訴えた。
ロシアはこの前日にも、無人機728機とミサイル13発を発射する過去最大規模の攻撃を実施している。
10日のキーウへの攻撃では、地下鉄駅で夜勤中だった22歳の女性警察官と68歳の女性市民が死亡。16人が負傷した。
現地では火災が相次ぎ、AFP通信の記者は、損壊した住宅の消火にあたる消防隊や、防空警報が解除されて避難所から出てくる住民を目撃した。
キーウのビタリ・クリチコ市長は、撃墜されたロシアのミサイルの破片が市内各地で火災を引き起こしたと明らかにした。
南部ヘルソン州でもロシア軍の攻撃により3人が負傷した。一方、ロシア西部ベルゴロド州ではウクライナ側の攻撃で1人が死亡したとされる。(c)AFP
